【堪能】ランチ、何食べようか?迷ったらどう考えるか?

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入谷駅に、仕事の用事でいきました。
入谷、といえばやはり下町、というイメージ。

とはいえ、まだインバウンドの方にもあまり知られていない場所かもしれません。
真夏の気候もあってか、インバウンドの方々は多くなかったです。

浅草、スカイツリーとも近いですし、入谷鬼子母神もあって、なんとも言えない魅力的な街でした。

今日はそこで体験したことを書いてみようと思います!!

入谷体験記

いやぁ、何と言っても、暑い。
先方は、80歳を超える方で、いろんなことをされている。
その場所で長く商売をされていて、江戸弁が本当に染み付いておられる。

朝、入谷駅で待ち合わせして、打ち合わせ場所まで歩くのだ。

日陰で待っていたが、それでも汗が、かっぱえびせんくらい止まらない。

びっくりしたのは、青信号が点滅した時、小走りされたこと。
そして、スーツにネクタイの姿だったこと。

80歳を超えられて、本当に元気だ。

ただし、熱中症には注意せねばならぬ。
無理をしないことも処世術であり、サバイバルである。

そんな江戸っ子の商談先の方が、ランチに連れて行ってくださった。

ランチにいきました。

「グリルグランド」という洋食店である。

あえてアドレスや写真などは添付しないので、気になる方は調べてほしい。

店に入ると、昔からの洋食屋、といった感じで、おそらく親子で商売をされていた。
息子が跡を継ぎ、おかあさんとともにホールを取り仕切っておられる、という感じ。
聞いていないので定かではないが。

そういった老舗、昔ながらの食べ物屋さんに共通するのは、「緊張感」である。

対象はチャキチャキの江戸っ子といった感じで、各テーブルに目を配らせながら、
おかあさんや従業員に対して、的確に指示を出されていた。

ご飯を食べ終えれば、すぐに片付ける。
違うソースをかけようとすれば、
「それにはこっちをかけてください」
と、アドバイスする。

丁重にとか下手に出る、とかいうことはない。
うちの流儀だ。いやなら来なくていい。
そういうメッセージがある。

江戸っ子というのはそういうところがあるのだろう。

一方で、会計の時や店を出る時。

優しい言葉をかけられる。

「暑いのにありがとうございます」
「本当にありがとね」
「ありがとうございます」
「〇〇さん!またお待ちしています!」

と。

食べているときの勝負。

そして、出るときの勝負。

それぞれのフェーズで、流儀を感じた。

どういう基準でランチを選ぶか?

今回は、連れて行ってもらったということだったが、果たして我々は、
どういう基準でランチをえらんでいるのだろうか?

今回、私は連れ行ってもらった立場だった。
逆に連れて行く立場であれば、どういう基準で客や知り合いをお連れするのか。

私は以下の4つだと思う。

  1. 相手がどんなタイプか?
  2. 何を狙うか?
  3. その店が美味しいか?
  4. 格と値段が相応のものか?

といったところだろう。

相手がどんなタイプか?

前にブログで書いたように、やはりコミュニケーションは相手ありき、である。

相手が、汚いところとかガヤガヤしたところが嫌いなのに、ガード下に連れて行ってはいけない。

とすれば、相手がどんな人間か、ということをリサーチしておく必要がある。
だが、いつからリサーチし始めるのか。ここが重要である。

私は、リサーチというのは、会ったときからずっと、だと思っている。

最初で、きまる!

言葉遣い、ファッション、表情。
声のトーンや仕草。

話す内容ではない。

もちろん、話す内容からもそれは窺える。
しかしながら、言語を使わない、つまりノンバーバルなところにこそ、
リサーチの本質がある。言葉遣いは確かに言葉を使っているが、その話し方や
品格、というのはノンバーバルだ。

やはりビジネスのプロは、そういったところをみているのではないか。

私はそのように感じている。

何を狙うか?

相手がどうであるか、ということが大切であることは分かった。

一方で、自分の狙い。これも大変重要だと思う。

美味しけりゃそれでいいのか。

そうではないはずだ。

なぜ、お連れするのか。

その店に、代弁させるためである。

つまり、相手にも自分のことを知ってほしいのである。


しかしながら、それをしたいがあまり、相手のことはさておき、
「自分語り」
をしまくれば、相手からは嫌われてしまう。
傾聴が大切なのである。

ではどうするか、ということだ。

やはりノンバーバルに語る。
このとき、お連れする店そのものに、
自分を投影するのだ。

かっこいい店に連れていけば、
「この人はセンスがあるなぁ」
と思われるだろう。

高架下の焼き鳥屋につれていけば、
「フランクな人だな」
と思われるだろう。

店、というハコを通して、ノンバーバルを語り合う。

これがランチの狙いと意味合いなのではないだろうか。

その店がおいしいか?

これは、語るまでもないだろうが、おいしいかどうか、はもちろんある。
美味しさは、「舌」だけで感じるものではない。
盛り付けや店構え、BGMなど、多くのものが美味しさに影響するだろう。

格と値段が相応のものか?

あまりに高すぎたりすると、相手が恐縮することもあるし、下心があるのではないか、と
感じてしまうこともある。

自分の懐も痛い。

今後は、リーズナブルさ、というのが主流になってくる価値観だと思う。
主流があって傍流がある。

毎日ぜいたくをするのは「無難」であって、それは「センス」ではない。

一方で、自分で選んで自分でランチのお店を選ぶ場合は、どうだろうか。

同僚とランチする場合などは、誰かに選ばせるということもあるが、ひとりランチの
場合はどうであろうか。

入谷のような、下町のランチを体験させていただいて感じたことがある。

それは、
「人はピリッとしたい」
ということである。

出前でもなくコンビニでもなく、実店舗に行く。
なぜなのか。

私は、そこに一回一回の勝負があると思っている。

商売上、どんな接客をするのか、どういう目配せをしているのか?
従業員の動きはどうか?

相手も、同じだ。店側も、客をみている。

相対する人間同士、背負ってきているものすべてのぶつかり合い。
そういう真剣勝負の場が、買い場であり、売り場だ。

人は、ピリッとしたい。チェックしてもらいたい。
「先生!ぼくの悪いところを教えて下さい」
と素直に言えないが、でも、意見はほしい。

たしかに人間関係は面倒であり、相手に合わせねばならないし、
話題を考えるのも大変だ。

しかしながら、人間を遮断してしまえば、ぬくもりを感じられず、
アドバイスもしてもらえないため、成長スピードも遅くなるだろう。

仕事があるときは仕事関係の人間が側にいるが、それがなくなったあとは、寂しい。

そもそも、客と店の関係は、大変興味深い。

店は、
「おれの味(やサービス)がわかるか?」
「わからないなら、次からくるな」
ということだし、
客は、
「どれどれ、お前の作ったものを評価してやる」
「俺を満足させてみろ」
ということだ。

これが、最初に起こる。言ってしまえば、殴り合いのようなところがある。
そうしてお互い殴り合って意思疎通したら、めちゃくちゃ仲がよくなる。
これが、ロイヤルカスタマーへのプロセスである。

男女にもある。

恋愛は惚れたら負け、であるが、負けるが勝ち、でもある。

勝ち負けを超えて、リスペクトが互いに芽生えるのだ。

人はリスペクトをしたい、というよりもリスペクトする(される)プロセスを味わいたい
ところがある。

リスペクトは、「応援したい気持ち」であり、今では投げ銭や推し活、に形を変えて
ビジネスとして成り立っている。

したがって、店を選ぶとき、

「その店を応援したいか?」
「その店に応援されたたいか?」

で選ぶのがいいのではないか。

例えば「吉野家」に行きたい時。
吉野家から応援されたがっている自分がいる。
そして、吉野家と吉野家にいる別の客を応援したい自分がいる。
同志を求めているような感覚である。

「俺も頑張っているからお前も頑張れよ」
「お前頑張ってるな。ありがとよ。元気もらえたよ」

って。

ランチは、オンタイムのひとときの休憩であり、チャージされるのは胃袋ばかりではない。
こころも満たされなければならないのである。


今日の書斎

客同士が、どこか全くの他人ではなくなり、その人同士、ちょっとでもいい方向に動いてほしいと感じれば、店のロイヤリティが上がっていきますね。
店を通じて高め合えるようになるから。店を通じて一体感のようなものができるから。

繁盛している店は、そのような雰囲気があるように思います。

例えば「ラーメンの一蘭」のような個別ブースであったとしても、客同士のつながりを感じると思います。

それは、専門店だから、なのでしょうね。

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