【書評】なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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なぜ働いていると本が読めなくなるのか、について書評してみたいと思います!

話題の書

今、話題となっている一冊、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」について、わたしが思ったことなどを書いてみたいと思います。

題名

なぜ働いていると本が読めなくなるのか、という題名。秀逸な題名で、読みたくなります。そして帯。確かにスマホばかりみてしまうなぁって。思い当たるフシが私にもありましたね。
書店へいっても平積みにされていて、選ばれる新書になっていたと思います。

題名を読んでやったことは、「推測」です。

「なぜ働いていると本が読めなくなるかって言われたら、そりゃ、〇〇だからですよね」
そういうやつです。
こういう推測を、本文読む前に、やっちゃう。で、出したのが

人間は不合理な生き物だから

ですね。
例えば、クタクタになって仕事から帰ってくる。最近毎日仕事に忙殺されている。時間がない。自由時間もない。炊事洗濯、雨あられ。そういう時に、でも、スマホに手を伸ばし、なぜかどうでもいい記事をみたり、ゲームしたり。

人間が合理的な生き物ならば、「さっさと寝たほうが」疲れも取れて、本当の意味でリフレッシュできる。でも、そうしない。スマホいじっちゃう。スマホいじっちゃう時間は、ある。睡眠時間を削るから、、、。

推測としては、そんな感じでした。ところが、この本はそんな予測とは違った方向へ展開していきましたね(笑)。予測なんてそんなもんです。

情報とは?

ヒト・モノ・カネ、に加えて情報。これが経営資源になる。そう言われて久しいですよね。
だが、情報はノイズのないものだと、著者は言います。
これには合点がいきました。

過去の歴史や複雑な関係性、ということとは無縁に存在しているのが情報であって、ノイズ性がないということ。たしかにその通りで、まさにITという言葉で表されるように、情報を武器とすれば、既存の関係性を逆転することができます。情報を持っているものが強い、というふうになれば、今まで強かった人たちと対等以上に戦えるということですね。

私も一つ上の世代と議論したり戦ったりすることがありますが、そのときには、確かに彼らの知らない情報を武器に、戦うことが多かったです。経験が足りない、と言われれば、新しい情報を持ち出して応戦する。であるがゆえに、過去の経験などではなく、ダイレクトに作用する情報を持ち出していたということであって、その部分に強い納得性を感じました。

ノイズを楽しむゆとり、余裕

この本の結論部分については、言及することを避けるが、題名を読む前の予測について言及したように、フルコミットしてとにかく働いて、それが「やりがい」という世の中になっているかもしれないです。人生100年、そこまで働くことを要求し、働かなければ日本は沈没するぞ、っていう感じが得体のしれない不安感になって襲ってきます。

タイパをもとめて、とにかく効率的に。そういう風潮かと思います。

確かにそういう働き方・生き方もあっていいかもしれなです。ですが、Steve Jobs氏が言うように、

旅こそ報いだ

Steve Jobs

であるならば、ノイズにこそ、価値があるともいえますよね。なんというか、味気のない感じになるようにも思います。
私自身は、確かにノイズを除去してきた人間であり、時間が有限であるがゆえに、起きている時間をいかに使うか、を考えて生きてきたように思います。

でも、それ以外の時間にこそ、つまり一見無駄に見えたり遠回りに見えたりする時間にこそ、面白みがあるようにも思います。

長い道のりの中で、道草を食ってもいいじゃないかって。

とにかく本を読んでもらいたいが、朧気に考えていたことを、この本は言語化してくれました。

結論はまだまだ深堀りできますね。


私自身の結論を今一度考えてみようと思います。

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